【インゼル出資馬近況】オストファーレン未勝利引退…インゼル1年目を振り返る。

インゼル

インゼル出資馬オストファーレンが無念の未勝利引退となりました。ついぞ本気で走る姿を一度も見れず…メンタル的な問題は難しいなあと思い知らされました。

ちょうどシルク2023年の募集が終わったばかりということもあり、募集時の写真も見返しながらこの馬を振り返りたいと思います。

前回のインゼル出資馬の近況はこちら↓↓↓

【インゼル出資馬近況】ロイドール久々の更新!オストファーレンは乗り替わりで中京マイルへ!

近況

オストファーレン【3歳未勝利】

父:Saxon Warrior 母:Owaseyf

4月8日生 栗東:大久保龍志 鹿毛

オストファーレン

2023.08.06 SUN

新潟4R 3歳未勝利(芝2000m)
8月6日(日)新潟4レース・3歳未勝利(芝2000m)に、菱田裕二騎手56kgで出走、12番人気で馬体重は前走からプラス6kgの508kgでした。スタートは五分に出ました。馬なりで追走、後方5、6番手で1コーナーをカーブしていきました。向こう正面ではやや追っつけながらの追走で、中々ポジションを上げていくことが出来ずに勝負どころへ。4コーナーでは早くもムチが入る展開となり、気合いを入れて促していきましたが、既に手応えはあやしく直線の攻防を迎えました。直線の入り口では既に勝負圏外に去っており、手応え劣勢のまま目立った末脚を繰り出すことが出来ず、勝ち馬から3.2秒差の16着でレースを終えています。なお、16着に敗れたことにより優先出走権を逃してしまいました。中々能力を発揮しきれない現状を踏まえまして、今後の方針を検討して行きたいと思います。

「返し馬までの雰囲気は良かったのですが、レースに行くと前進気勢がなくて本来の能力が出せてないですね。他馬より前に行こうとする気が感じられませんでした」(菱田裕二騎手)

「返し馬の雰囲気は良かったですがゲートから進んで行かなかったですね。時計も早くてついていけずとはいえバテてている訳ではないが差もつめれない。今日は良いところがなかったですね。ブリンカー、パシュファイヤーと馬具を工夫してみましたが効果はなかったですね。身体は立派で追い切りの時計も詰めてきてましたが本番で力が発揮出来なかったです」(大久保龍志調教師)

2023.08.08 TUE

在厩場所:島上牧場
レース後特に変わりはなく、本日8日(火)に栗東近郊の島上牧場へ放牧に出ました。大久保龍志調教師と協議した結果、優先出走権を獲得出来なかった現状として、3歳未勝利戦が終了する9月1週目までの間に出走が難しいと判断し、本馬をここで引退させることといたしました。 Saxon Warrior初年度産駒であり500キロを超す好馬体で期待された本馬でしたが、外厩やトレセンでの調教の動きの良さをレースで発揮出来ずにデビュー後苦戦を強いられました。ブリンカー、パシュファイヤーなどの馬具で工夫を行ってきましたが、レースでの内容に大きな変わり身が見られない現状を踏まえまして、本馬をここで引退させることにしました。 初勝利を心待ちにされていた会員の皆様におかれましては、まことに残念なことと存じますが、何卒ご了承賜りますようお願い申し上げます。 なお、本馬は8月10日(木)に開催される「サラブレッドオークション」(主催:サラブレッドオークション事務局)に上場して、地方競馬へ売却される予定です。引退に関する事項を記載した「ご出資馬の運用終了に関するご案内」を後日マイページ内に掲載致します。

大久保先生からはずっと「ワンターン1600mがいい」と言われていましたが、出走可能な番組を求めて新潟の2000mへ。やはりこの時期の未勝利戦になると出走すること自体が難しくなっていきます。優先出走権を取ってベストな条件に出られるかがとても重要だなと感じます。前走がマイルで最後に末脚を使っていたので、マイルを走れていたらもう少し変わっていたのかもしれませんが…結果は追走するのがやっとというレースで16着敗退。

調教時計から考えるとこんな馬ではないと誰もが思っていたのですが、結局一度も本気の走りを見ることなく未勝利引退となってしまいました。大久保先生はじめ厩舎スタッフの皆さんには最後まで試行錯誤してもらっていたのが毎回のコメントから伝わってきていたので、先生のためにも勝って欲しかったのですが…

オストファーレンは未勝利引退となってしまいましたが、成績上位厩舎でありながら未勝利馬でも最後まで可能性を模索してレースに使ってくれる大久保厩舎には好印象しかないので、またこの厩舎の馬に出資して今度は大きいところを狙えるくらいの成績を目指したいです。

オストファーレンとインゼル1年目を振り返る

後学のためにもオストファーレン出資時の振り返りをしておきたいと思います。また、インゼルレーシング出資1年経っての感想も書き記しておきたいと思います。

募集時を振り返る

オストファーレン募集時
募集時写真

体高 154.0  胸囲 173.0  管囲 21.0 体重 429.0

・4月生まれで幼い感じだが管囲しっかりで500kgくらいにはなりそう
・トモはしっかりしているGood
・大久保厩舎良い!

募集当時はこんなところが決め手になりました。実際馬体重は常に500kg台をキープする好馬体に成長しました。仕上がりはゆっくりで12月デビューでしたが、育成中も特に頓挫することもなく馬体面に関しては予想と大きくズレなく理想的だったなと思います。

ですが最後まで悩まされたのが「前進気勢がない」という点。パシュファイヤーやブリンカーを使っても最後まで変わることはありませんでした。「メンタル面の問題で走らないのが一番難しい」と以前どこかの記事で読んだことがあるのですが、まさにですね。

しかもこの馬の場合は調教はしっかり動いて時計を出していましたからね。大久保先生も「調教は未勝利の走りじゃないのに何で…」と何度もコメントされていました。レースに出るまで分からないのですから、募集時から前進気勢の問題を見抜くのはほぼ不可能だったんじゃないかな…と思います。

シルクのツアーに行ったとき、前進気勢に関する質問をされている方も多くいたのですが、小さい頃の前進気勢って競走馬になってもそのまんまなんですかね…?馬の気持ちは馬のみぞ知る…

インゼルで1年間出資してみて

クラブ自体が1年目ですので、これからどんどん改善されていくと思いますがあえて書いておこうと思います。

良いところ:出走時に写真をいっぱい上げてくれる!

パドックから馬道、返し馬、レース中、引き上げ時…とレースの度に毎回10枚以上写真を上げてくれます。しかも高画質でベストショットばっかり!これはなかなか嬉しい。特にオストファーレンは武豊ジョッキーが乗ってくれた初めての出資馬だったので、レジェンドが乗ったオストファーレンの写真を見たときはテンション上がりました。いっぱい勝てたらもっといっぱい写真が増えていったんだろうな~…

もっと頑張ってほしいところ:デビューまでの更新頻度が超少ない!

これはもっと頑張った方がいいですインゼルさん。レース時とは対照的にデビュー前の馬に関しては月1の更新しかなく、イマイチ出資馬の動きがわかりません。レースであんなにいい写真撮ってくれるの知ってるので余計に頑張ってほしくなる。

特にこのインゼルの売りの一つとしてInsel Fun Fund(その年のクラブ馬全頭に薄く広く出資できる)というライトなファン向けのプランがあります(私は出資していませんが)。

Insel Fun Fund

この仕組み自体はすごくいいと思っていて、「競馬の体験をより楽しくする」というコンセプトのプランがあるならなおさら出資者が近況更新などの出資馬をより深く知れる機会に力を入れて、満足感上げてほしいな~と思います。

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