【一口馬主】募集馬見学ツアーのススメ!
「募集馬見学ツアーはいいぞ」というお話です。
私自身、シルクの2023年募集で初めて募集馬見学ツアーに参加したのですが、これがとっても楽しい。そしてカタログ以上のお話がたくさん聞ける!来年以降の募集でも絶対参加したいな〜と思ったので、今まで行ったことなかった人や今後行ってみたいなと思っている人に少しでも雰囲気を伝えることができればいいなと思っています!
社台サンデーやキャロットクラブなど他のノーザン系クラブのツアーは少し違う点もあるかもしれませんが、あくまでシルクはこんなだったよ!というのを書いていきます。
ツアー全体の流れ
申し込み
2023年のシルク募集では7/27,28,29の3日間で行われました。5月末ごろにシルクのサイトで申し込みがあり、3日間のどれかの日程に参加するという形です。申し込みは先着順なので、日にちによってはすぐに枠が埋まってしまいます。
ツアー料金は全日11,100円で、申し込み時に前払いでした。(北海道までの交通費は含まれていません)
当日のスケジュール
スケジュール
10:00
新千歳空港集合
11:00~11:35
白老ファーム(11頭)
11:50~12:45
ノーザンホースパーク(昼食)
13:00~13:45
ノーザンファームYearling Y5&Y6(18頭)
13:55~14:30
ノーザンファームYearling Y3(13頭)
14:40~15:15
ノーザンファームYearling Y9&Y10(10頭)
15:30~16:25
ノーザンファームYearling Y11&Y12(25頭)
17:00
新千歳空港解散
当日は新千歳空港集合・解散です。私は当日の朝8時くらいに千歳に着く便で早めに現地入りし、カフェでコーヒーを飲みながら時間まで過ごしてていました。集合場所は事前にメールで送られてくる旅のしおりに記載されており、そこに集まって本人確認をした後にそれぞれのバスに分かれて牧場へ出発になります。(バスは全部で8台くらいでした。大所帯!)
初めての参加で迷わないか不安でしたが、集合場所近くに行くと募集馬カタログを開いていたり、シルク馬ゆかりの服やグッズを身につけた参加者の方がいたのですぐにわかりました笑
あと、これは前もって知っておくと嬉しい情報ですが、当日現地入りしてキャリーケースなど大きい荷物を持っている場合バスのトランクに預かって貰えます。(私はそのことを知らずにわざわざ空港のコインロッカーに預けに行きました)
持ち物
・募集馬カタログ
・筆記用具
・飲み物
・スマホ、モバイルバッテリー
・レインコート(雨天時)
・帽子
上記はマストかなと思います。特に暑さ対策は絶対です!!!とにかく暑い。殺人的に暑い。牧場なのでもちろん日陰は殆どなく、見学中はバスもエンジンを切っている(!)のでバスの中で休むこともできません。
飲み物に関してですが、途中で買えるのはお昼休憩でノーザンホースパークに寄るタイミングしかありません。あらかじめ空港の自販機等でスポドリなどを調達しておくことをお勧めします。私はツアー1日の間でペットボトル4本飲み干しました。ツアー中にも飲み物が配られるタイミングがあり、お昼ご飯の時にペットボトルのお茶、昼休憩終了後のバス乗車時にペットボトルの水が配られました。
また、一つ注意点としては傘は厳禁です(雨傘、日傘共に)。馬がびっくりしちゃいますからね。私が参加した時は晴れていましたが、雨天時はレインコートをご着用くださいとのことでした。
ツアーの雰囲気
募集場見学
バスで牧場に着くと、募集馬とスタッフさんがお出迎え!いよいよ馬との対面です!
写真のように放牧地に募集馬が散らばっているので、お目当ての募集馬のところへ行って馬を引いているスタッフさんから詳しい馬のお話を聞くことができます。アーモンドアイの22など人気の馬には常に人だかりができているので写真を撮るのも大変でした。
また、シルクのツアーでは、放牧地に着くと最初に募集馬の周回展示があり、一頭一頭歩く姿を見ながらスタッフさんが特徴や推しポイントを説明してくれます。(競馬で言うパドックみたいなイメージです!)
なので、まずは周回展示で一通り全ての馬を見て説明を聞く→気になる馬のところへ行って詳しく見るという流れがスムーズに回れるかなと思います。セクションによっては見学時間に対して頭数が多い場所もあったので、全頭詳しく話を聞いて写真も撮って…というのはなかなか厳しかったです。(慣れればいけるかもですが初心者ではキツかった…)
そしてこのツアー、募集馬にお触りもできます。触れるの知らなかったのでこれは感動!!
人懐っこい馬だと、もっと撫でてと頭を寄せてきます。こんなことされたら申し込みたくなってしまいます。ツアーの魔力、恐ろしい。
皮膚病だったり気性が荒くて危ない馬は触れない場合もあるのですが、ほとんどの馬は頭や首筋を撫でさせてもらえます。私が行った時はサロミナの22だけはずっと荒ぶっていて近づかせてもらえませんでした。
基本的にずっとこの流れで夕方まで牧場を巡り、ひたすら募集馬を見ていきます。
お昼休憩(ノーザンホースパーク)
途中でお昼休憩があり、ノーザンホースパークに立ち寄ります。
席は特に決まっておらず、昼食会場に入った順に詰めて座っていく…という形。ツアー参加者に混じってノーザンファームのスタッフさんも同じテーブルで食事をするので、食事をしながら貴重なお話を聞くことができます。Twitter Xを見ていると天栄の場長さんなどもいらっしゃったみたいです。私は運悪くスタッフさんから遠い所に座ってしまいお話することができませんでした…(来年以降リベンジしたい…!)
1時間ほど時間があるので、食べ終わった後はパーク内を見学することができます。ノーザンホースパークにはたくさんの名馬たちが余生を過ごしています。私はノーザンホースパークに行くのも初めてだったので、名馬に会えるこの時間もすごく楽しみにしていました!
シルク馬のブラストワンピースさん!有馬記念をゴール前で見ていました!!
レインボーラインさん!!天皇賞・春の追い込みはとてもカッコ良かったです!
そして、この方に会わなければいけません。ウインドインハーヘアさん!説明不要、ディープインパクト・ブラックタイドのお母さんです。32歳ですがまだまだ元気でした!
昼食会場からブラストワンピースたちがいる厩舎がちょっと離れているので、会いに行くときはちょっと時間に余裕を持って動いたほうがいいかもです。(ウインドインハーヘアはすぐ近です!)
事前にやっておくと良いこと
ツアーに参加するときに事前にやっておいたほうがいい事を経験踏まえて書いておきます
・絶対に話を聞きたい馬を決めておく
先にも書きましたが、かなり時間がタイトです。どの馬がどこにいるかは事前に貰うしおりに書いてあるので、各セクションごとに5~6頭くらい「この仔の話は絶対聞く!」とあらかじめ決めておくと、まさかのタイムオーバーもなくお目当ての馬を回れると思います。
私はこんなふうに事前に資料に印をつけておきました。放牧地はかなり広いので、馬から馬への移動だけでもそこそこ歩きます。
・聞きたい質問を考えておく
思っている以上に詳しいお話を聞けます。最初のうちから遠慮せず気になる事はどんどん聞くべきです!!とはいえ時間に限りはあるし、見学者の方はたくさんいらっしゃるので、自分1人でスタッフさんを占有しないようにコンパクトにまとめて上手いこと情報を引き出すのが大事です。
よく聞く質問ではこんなものがありました。
現在の馬体重は?
適性距離はどこら辺になりそうですか?
育成厩舎への移動はいつ頃の予定ですか?
放牧時の様子は?
特に馬体重はクラブ公式で発表されているものより後の最新の馬体重を教えてくれます!リストでは小さかったけど数ヶ月で急成長している馬も多く、この情報によって募集馬選びがかなり変わってきますよね。(スタッフさん何回も馬体重聞かれていたので、周回展示の時にまとめて教えてくれればいいのに…って思ってました)
また、他の方がされていて個人的にいいな〜と思った質問がこれ。
調教師の先生は見に来られていますか?コメントはありましたか?
私も後半パクって聞いてました笑 すでに何回も見に来られている調教師の方もおり、厩舎サイドの期待も伺い知ることができますよね。
その他、ツアーでこんな話が聞けるよ!というのは下記の記事も参考にしてみてください。
【シルク2023募集馬検討】募集馬見学ツアーに参加してきました!の備忘録(カタログと印象が変わった馬を中心に)
まとめ
以上、初めて募集馬見学ツアーに参加してみての感想とツアーのススメでした。
実際に育成に携わっているスタッフさんから詳しいお話が聞けるというのはとても大きいなと思います。カタログだけ見てたら絶対申し込まないなという馬がツアー後には180度変わった評価になっている…みたいなことも多々ありました。(ツアー終わる頃には検討リストの数が倍くらいになってました笑)
また、ここで会った馬の中に後の活躍馬がいるんだろうな〜と考えると、出資するしないに関わらず応援したくなっちゃいますよね。
今後ツアー参加してみたいな、気になってるけど行く勇気が出ない…という方、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。募集馬見学ツアー、楽しいですよ!